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流動性配列法と固定性配列法
貸借対照表の表示にはいくつかの原則があり、その原則を守って作成しなければいけません。
- 区分表示の原則
- 正常営業循環基準と一年基準
- 流動性配列法と固定性配列法
- 総額主義の原則
貸借対照表の配列ルール
貸借体表表は、区分表示の原則により流動資産や固定資産などに区分して表示しなければいけませんが、この流動資産と固定資産はどのような順番で表示しても良いというわけではなく、一定のルールがあります。
貸借対照表の表示には流動性配列法と固定性配列法というルールがあります。
流動性配列法とは
流動性配列法とは、貸借対照表項目を流動性の高い項目から順番に表示する方法のことをいいます。「流動性が高い項目」とは、換金性が高い項目(現金化しやすい項目)、支払期日が早い項目のことをいいます。
流動性配列法による貸借対照表は次の通りです。
固定性配列法とは
固定性配列法とは、貸借対象項目を流動性の低い項目から順番に表示する方法のことをいいます。
固定性配列法による貸借対照表は次の通りです。
一般的なのは流動性配列法
貸借対照表の配列は、流動性配列法と固定性配列法がありますが、日本で一般的なのは流動性配列法です。固定性配列法は電力業など、比較的固定資産が大きい業種で採用されているようです。