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財務諸表とは企業の財政状態や経営成績を適切に表すための表のことです。

財務諸表の種類

財務諸表にはいくつかの種類があり、そのなかでも重要なのが次の2つです。

1. 企業の財政状態を表す　「貸借対照表」
2. 企業の経営成績を表す　「損益計算書」

ちなみに、財務諸表にはこの他、株主資本変動計算書、キャッシュフロー計算書などがあります。

なぜ財務諸表を作成するのか

財務諸表を作成する主な理由は、企業の財政状態や経営成績を明らかにし、利害関係者の判断を誤らせないようにするためです。

例えば、株式会社の場合、会社の所有者（オーナー）は代表取締役社長ではなく、株主です。株主は株式会社に対してお金を投資し、会社が儲かれば配当という形で利益を分配してもらいますし、会社が損をすれば配当を受けることができませんし、下手をすると倒産することになります。勿論、倒産すれば投資額は殆ど戻ってきません。

株主はこのようにリスクを背負って会社に投資しているのですから、当然会社が今どのような状態であるのかを知りたがっています。それを明らかにするための資料が財務諸表なのです。