会計の資格というと簿記しか知りません。簿記とビジネス会計はどう違うのでしょうか?ビジネスの会計とはどういう意味なのでしょうか?
簿記とビジネス会計は似ているようで違う!
会計の検定試験として最も有名なのが簿記検定(日商簿記)で、多くの人が会計の資格といって思いつくのが簿記です。では簿記とビジネス会計とはどう違うのかですが、簿記検定試験は日々の取引を記録し財務諸表を作成するための知識を問う試験であるのに対して、ビジネス会計検定試験は作成された財務諸表を分析して企業の財政状態及び経営状況を把握するための知識を問う試験です。
例えば、売上100万円に対して給料20万円、家賃10万円、水道料金5千円の支払いがあるとします。この取引を記録していくために必要な知識が簿記です。これに対してビジネス会計は、売上高100万円に対して給料が20万円、家賃10万円、水道料金5千円が適正かどうかを判断するための知識を問う試験です。
簿記もビジネス会計も勉強する前の人はピンと来ないかもしれませんが、簿記とビジネス会計は同じ会計の試験ですが、その内容は微妙に違うのです。
上の文章と重複しますが、会社の売上高とか経費とかを集計した会計書類(これを一般的には財務諸表と言います。)を作る知識を問うのが簿記検定、会計書類の読み方・分析方法の知識を問うのがビジネス会計です。
簿記検定を勉強すると会計書類の作り方が理解できます。
ビジネス会計を勉強すると会計書類の読み方が理解できます。