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ビジネス会計3級 予想模擬問題 資産の評価
- 2015/3/6
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ビジネス会計3級の貸借対照表の予想模擬問題。資産の評価について。
予想模擬問題
次の(a)から(d)に最も適切な選択肢を選んでください。なお、同じ選択肢を何度使っても構いません。
資産の評価方法には(a)と(b)があり、一般的に事業用資産は(c)、金融資産は(d)で評価します。(a)とは、資産の取得のために要した金額をいい、(b)は評価時点(期末)の価額を言います。
1.時価
2.割引原価
3.取得原価
4.売上原価
5.原価
解答解説
a. 3 取得原価
b. 1 時価
c. 3 取得原価
d. 1 時価
資産の評価方法には取得原価と時価があります。取得原価主義が採用されるのは、投下資本の期間計算の意味における分配可能利益を計算するためです。期末時点の時価で取得価額を大きく上回っていたとしても、その利益(差額)は未実現の利益であり、投資家に対して分配することができる利益ではありません。具体的には土地が1億円値上がりしたとしてもその1億円の利益は実際に売却しなければ実現しません。つまり、売却しなければ未実現の利益ということです。この未実現の利益を表示すると利害関係者(投資家等)の判断を誤る恐れがあるため、日本では原則として取得原価が採用されています。ただし、取得原価による評価額は、過去の評価額にすぎず、期末時点の時価とかけ離れてしまう恐れがあります。そのため有価証券等の一部については、時価主義を認めています。